観峰先生との出会い

皆さん、日本習字の創始者の観峰先生をご存知でしょうか?

私の祖父がたまたま観峰先生と同じ年齢ということもあり、祖父が教室を始めて間もない頃から、祖父を大変気にかけていただいており、愛弟子のように可愛がられていたと聞いております。その祖父の教室になんと何度かわざわざ観峰先生がお越し下さり、

揮毫やお話をしていただいていたのです。今思えばなんと贅沢な時間だったのだろうと思います。私は、その時中学生でした。祖父から花束贈呈を頼まれ、思春期で恥ずかしがりながらも花束贈呈をし、観峰先生からハグをしていただいた記憶が鮮明によみがえります。あの長ーい長ーいお髭がジョリっとあたった感触も(笑)

 

それよりなにより、実際に見る観峰先生の揮毫は、ため息が出るほど。一つ一つに魂が込められており、なんとも見事な筆さばき。そして一発書きの素晴らしさ。中学生の私でもその迫力に驚かされ、刺激を受け、もう一度習字との向き合い方を考えさせられた記憶があります。

 

そして、観峰先生のお茶目なお人柄はもちろん、一つ一つの言葉の深さにその時の私は、理解できることと、出来ない事がありましたが、とにかく神様ではないのだろうか?と思える程でした。

 

こんな貴重な体験をさせてもらったのも、今は亡き祖父の人徳であり、私にとって祖父は、本当に偉大な存在であります。

今の私があるのも祖父や祖母のおかげであり、私は未だに自分が苦しい時、悲しい時にふとそばに祖父や祖母を感じる瞬間が多々あるのです。。。

 

少し話がそれましたが、自分が頑張れるのもすべて自分の周りの人のおかげで成り立っています。そんな温かい気持ちに感謝しながらも、自分がどのようにして貢献できるのか、そしてみんなが幸せな気持ちになれるようにこれからも頑張っていきたいなと最近つくづく思ったのでした。

河野書道教室
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